2017年07月27日
大企業と中小企業の給料や待遇の差が激しい韓国。そんな韓国にも、福利厚生が充実していて、社員思いの中小企業があります。変わった福利厚生で注目を集めている企業を紹介します。
デリバリーサービスのアプリケーションを運営する「優雅な兄弟たち」
広告代理店出身の人たちが集まって立ち上げたベンチャー企業で、
今では韓国で一番利用者数の多い飲食配達のアプリケーションです。
ここの変わった福利厚生制度は、なんと月曜日は午後出勤するということ!
週4.5日勤務ということで、毎週月曜日は14時に出勤するんだそうです。
この制度のおかげで、金曜日の夜に東南アジアに行く飛行機に乗っていき、
月曜日の朝に帰ってくる3泊4日の週末旅行が有休を使わずに出来ちゃう!
この制度を考えたのは会社を立ち上げたメンバーで、
ベンチャーだからこそ仕事量が多いのはすぐに改善できそうにないし、
いくら社員に定時に上がるように指示してもなかなか聞かないので、
出勤を遅らせる方法を考えたんだとか!
ちなみにここ「優雅な兄弟たち」では、
仕事終わって家に帰る時は挨拶せず静かに帰らなければならない
ルールもあるそうです。これも、いつでも自分の仕事が終わったら
周りを気にせず帰ってほしいという思いがあるそうです。
シミュレーションゴルフ端末を作るGOLFZONE!
ここはとくかく出産と育児にフォーカスを合わせた福利厚生で有名です。
会長の方針で、とにかく子供を育てるのが大事という考え方の基、
出産/養子縁組の祝い金、不妊治療の支援金、
障害を持っている子供のための支援金など、
様々な制度を運営しています。
一番、社員に喜ばれることはやはり出産/養子縁組の祝い金で、
たとえば3人目が生まれた場合、500万ウォン(=約50万円)
ほどが支給されるんだそうです。
出産はまだしも、養子縁組にまでもお金を出すのは、
世界的にもとってもめずらしいことなのではないでしょうか。
他にも社員の誕生日、社員の配偶者の誕生日、結婚記念日には
プレゼントを用意するなど、とにかく家族向けの福利厚生に優れています。
設計用のソフトウェアを作っているIT企業のMIDAS IT。
ここの福利厚生は食にフォーカスを当てています。
社内に社員食堂がありますが、
ここで働いているシェフはなんとホテルレストラン出身!
ホテルで作っていたような高級な食事を、
毎日、しかも三食、社員のために作っているんだそうです。
値段は5000ウォン(約500円)と格安!
また毎日ではありませんが、たまにイベントを実施して、
ホテルシェフが作った食事を家に持ち帰って、
家族と一緒に楽しめるように提供することもしているんだとか。
こういうイベントは共働きで忙しい夫婦にとっても人気が高いみたいです。
他にも MIDAS ITの社員に人気が高い福利厚生は、お昼寝制度!
最近では取り入れている企業も多いのですが、
ここではランチ時間の後に1時間のお昼寝タイムがあるみたいです。
このまとめの記者