2017年10月21日
韓国での移動手段に便利なタクシー。 料金がお得なのでお買い物した後も観光やちょっとした移動にも利用しやすくて良いのですが、時に大きなトラブルに巻き込まれてしまう危険性もあります。 今回は深夜のタクシー利用時の注意点まとめました。
韓国では、一般タクシー、模範タクシー、インターナショナルタクシー等いくつか種類がある事は皆さんご存知ですよね。
ただ、模範タクシーは少々お高めなので、一般タクシーであれば地下鉄やバスよりも安く乗れたりするので、荷物があったり駅から遠ければタクシーの方が便利ですから利用したいですよね。
ですが、トラブルもとっても多いんです。
ぼったくりはもちろん、連れ去られてしまうという恐ろしい事件も発生しています。
特に女性一人は狙われやすいので、本当に気を付けないといけません。
タクシーの種類や乗り方の詳細についてはネットでも情報があるので、今回は夜、特に深夜に利用する場合の外国人観光客だけではなく現地の人でも気を付けている注意事項に絞りたいと思います。ぼったくりだけではないトラブル回避のため今一度確認しておきましょう。
ナンバープレートの数字と文字で認可を受けたタクシーかどうか確認します。
ナンバープレートの上2桁が30~39番、ハングルが「 바,사,아,자」のものは認可されているタクシーです。
一般タクシーのナンバーが30番代以外やハングルが他の文字が使われている場合は、改造された違法車両である可能性が高いので注意が必要です。
大型タクシーにそっくりなコールバンと呼ばれる貨物対応の車。メーターがなく、運転手と交渉で値段が決まります。ただし、最近では違法にメーターを取り付け高額な料金を吹っ掛けてくるケースも多発しています。
東大門や南大門、南山タワーなど夜にも人々が多く集まるスポットによく出没します。
夜は特に間違い易いので、慣れていない場合は黒のバンにはのらないほうが賢明ですね。
大型タクシーと間違えて乗ってしまってトラブルに、なんてケースも良くあります。
ちなみに、ナンバープレートは大型タクシーは3始まり、コールバンは8始まりです。
車体には大型タクシーは「JUMBO TAXI」「대형택시(大型タクシー)」と、コールバンは「VAN」「CALL VAN」「용달화물(用達貨物)」「콜밴(コールバン)」と書かれています。
最近は、コールバンでもタクシーと書いてあるものがあるので要注意ですよ。
運転手さんの顔と証明書の写真と本人が一致しているかチェックが必要です。
相違があれば、偽造証明書や盗難車両である可能性があります。
日本人の感覚では、盗難して証明書を偽造しているタクシーがいるなんてありえないと思ってしまうのですが、実際に存在しているのですから恐いですよね。
相乗り論争はあるようで、一部エリアなどでは推奨していたりもしますが、正式には違法です。
相乗りをさせようとしたら、拒否しましょう。
そして、拒否しても無理やり相乗りをさせるようなら、すぐに降りて別のタクシーに乗り換えましょう。
現地の方は比較的相乗りをしたりしますが、中にはこの相乗りが大きなトラブルになることもあるのでやめましょう。
どこでどのタクシーに乗車したのかを、SNSの位置情報を利用してメッセンジャーなどで残しておくのもいいですね。
乗車したタクシーの運転手の情報や車番などはメモ程度でも残しておくといいでしょうね。
万が一の時にはあとからでも役立つことがあります。
過去に携帯電話を渡した瞬間に窓の外に投げ捨てられ拉致されそうになったという事件も起きています。
ちなみに、以下の画像は、タクシー運転手がブラックボックスをネットにアップしてしまったものです。携帯での会話も顔も全部動画が流れてしまいました。せっかくのブラックボックスがきちんとした形ではなくこのような利用をされるとは恐すぎます。
睡眠薬が入っていて、食べたあとすぐ眠ってしまい拉致されてしまうというような事件も起こっています。拉致されてしまうと、強盗や暴行、時に臓器売買などとんでもない危険にさらされてしまう事もあるんです。
特に、旅行先で羽目をはずし泥酔なんてもってのほかという事ですね。
①乗車前に料金の交渉をしてくる。
②メーターがない⇒問題外!
③タクシーが汚い、窓ガラスなどが破損している。新しい車ばかりではないので全てとは言えませんが、大事な仕事道具をメンテもせず掃除もせずというのはだめだめですね。
④運転手が妙にフレンドリーにずっと話しかけ続けてくる。しれーっと遠回りされているケースあり。
⑤少しでも何かおかしいと思ったら、すぐに降りる。
⑥降車する場合は、人の多いところで。
⑦トラブルに気づいた時は絶対に喧嘩をしない。特に乗車したまま相手をおこらせてはいけません。
⑧トラブルで困ったら、警察(112番)もしくは韓国観光公社観光苦情センター(1330)へ相談しましょう。情報があれば、後からでも運転手は検挙されぼったくられてしまった料金がかえってくることもあります。
⑨なるべく流しのタクシーには乗らずに、予約・ホテル前・観光案内所など利用しましょう。
⑩客待ちの際に本来はライトを点灯していないものには乗らない。
⑪深夜のタクシーを利用せず、なるべく地下鉄かバスを利用する。地下鉄も平日は1時くらいまで、土日も0時くらいまで動いてます。そもそも、知らない土地で深夜に出歩くということはタクシー以外にも危険はつきものですからね。
私も、ぼったくりにあったことがあります。あろうことか、喧嘩までしてしまいました。無事だったからよかったものの後から考えたら恐くなりました。
もちろん、認可をうけているタクシーであれば親切な運転手さんもたくさんいます。
降りる際によっぽど心配だったのか、行き先の道順を何度も繰り返し教えてくれた運転手さんもいましたし。
カカオタクシーなど、タクシーアプリを利用すると便利で安全ですよ。運転手の情報や料金の確認、配車手配などもできます。日本語対応版もありますよ。
韓国内の電話番号をもっていないと利用できないものもありますが、日本の企業などと提携が進んでおり、相互で利用できるようになってきています。
あまり神経質になるのももったいないですが、大きなトラブルにあわないように最低限の知識だけはもって、より快適な旅を楽しみたいものですね。
このまとめの記者