2018年05月13日
昨今、ジワリと人気の「花茶」。韓国伝統のお茶の一つで、2015年に花茶ソムリエという資格も民間資格として認定され人気です。 そんな花茶についてと、花茶がいだけるカフェのご紹介です。
韓国では、朝鮮王朝時代の貴族たちが、移り行く季節の折々に、詩を詠み花茶をたしなむ「風流」を楽しんでいました。
花茶はただ楽しむものだけではなく、王医であったホ・ジュンの書いた「東医宝艦」にも花茶が薬として紹介されています。19世紀から花を使った料理が多様になってきました。
花茶の花は季節毎の野の花を使いますが、菊・蘭・蓮・シャクヤクなどが多く知られています。花茶は、生花を入れた花茶は見た目には美しいのですが、味は乾燥させた花びらで淹れたお茶の方が味が良いとされています。
花茶は、見た目の美しさだけでなく花からでるお茶の色や香り、「五感」で薬効があり美容や健康に良いとされています。
効能も花によって異なり、季節や体質に合わせたものを選んで飲みます。
最近では、「花茶ソムリエ」という資格も人気で、韓国内でも1000名ほどが、カフェの運営や教室などを開いて活躍しています。dBaseのナム・ジュヒョンがテレビで花茶ソムリエとしての活動を公表してから広く知られるようになりました。
有機栽培のお花を使った一般的な花茶、花茶ラテ、果物とブレンドしたものなどのドリンクを提供しています。こだわりは有機栽培、砂糖は最小限、ブレンド茶は材料の特徴を活かし足りないところを補完しているとのこと。
人気メニューは、バラ茶、バラのホットワイン、パンジー茶(紫色が日本人に人気だそう)
特徴的なのは、花茶をより簡単に楽しめる花の濃縮ジュースを販売しているところです。お手軽にソーダやお酒、ゼリーを作ったりと幅広く活用できます。
住所
合井店:ソウル特別市松坡区裁判所路11キル25 HビズネスパークA棟123号
一山店:京畿道高陽市一山西区大化洞2063 1階
大学院で韓医学・薬草学の博士課程を履し、花茶ソムリエのオーナーが運営する韓方茶カフェです。
専門的な知識で、無農薬。有機栽培の花を厳選し体調不良に合わせたお茶を製造しています。
また、オーナーに相談して個人の体調に合わせてお茶を調合してくれます。調合されたお茶はティーバッグにつめて販売してくれるので、購入してお家で飲むことができます。オーナーは元日本語教師でもあるので、日本語も流暢なので安心です。
また、ソムリエ養成講座や韓国茶道などの講座も行っていますので、ご興味のある方は事前にお問い合わせを。
住所:ソウル特別市 松坡区 新川洞 17-6, ミソンアパート商店ビルB1F 5号/松坡区梧琴路 45
問い合わせ:電話02-421-1252
e-meil:ohjihea@hanmail.net
延南洞にあるカフェ。一般的なカフェですが、本格的な花茶も提供しています。ランチの時や、お茶タイムなどに気軽に花茶を楽しみたい方におすすめです。
花茶にあうピーカンパイなどのスイーツもありますよ。
住所:ソウル市麻浦区ソンミ山路107/延南洞488-7
こちらは有名な伝統韓方茶のお店です。三清洞にあり、韓屋の風情のあるお店で、ここから見る外の景色もよく、海外からの観光客にも大人気です。韓国の伝統を感じたい方におすすめのお店です。
人気のメニューは、複数花をブレンドした百花茶とカボチャの蒸餅です。
住所:ソウル特別市 鍾路区 三清洞 35-169/鍾路区北村路11ナキル26
花茶協会の共同会長兼特級花茶ソムリエのパク・ミジョン氏が運営するカフェ。1階は花茶カフェ、2階に花茶ソムリエなどの教室になっています。
メニューは、伝統的な花茶、花アイスティー、花ピンス。もちろん、花茶の販売もしています。
ソウル特別市瑞草区東光路12キル120/瑞草区方背洞1444
見た目に美しいだけでなく体にもいいってうれしいですよね。それに、「花をブレンドする」「お茶のたしなみ」なんて、ちょっと優雅な人になった気分。そんな気分だけでも、美と健康に役立ちそうです。まだの方は是非一度お試しください。
このまとめの記者