2017年02月10日

韓国の『お餅』。伝統をつなぎつつ進化していて素敵♡

韓国でもよく食べられているお餅。 素材や地域や作り方などとにかく種類が多く、古くからの伝統を受け継ぎつつ花ケーキなど、もはやアート作品と化しているものも。 というわけで、まとめました。


韓国のお餅事情

餅はアジアのあちこちで食べられていますが地域によって米の種類が異なり、日本では主にもち米、韓国では主にうるち米のほうが多く使われています。
餅は青銅器時代からあるようで、高麗時代になっ上流層だけでなく庶民も食べるようになったとか。
その頃に団子(ダンジャ)や煎餅(ジョンビョン)など種類も増えたそうです。
韓国では、普段からまた祭祀(チェサ)・茶礼(チャレ)などのお供え物として、また秋夕や吉事にもお祝いの品としても贈ったり食べられたりしており、人生の節目には欠かせないものです。

 

お餅の種類

韓国のお餅は種類が豊富。
蒸す・つく・焼く・茹でるなど、根本的な作り方や練りこむ素材も成形方法もとにかく幅が広いんです。それぞれどのようなものがあるのかご紹介しますね。

『チルトッ、シルトッ』 蒸したもの

最初にできたお餅がこの蒸し餅。
白雪糕(ペッソルギ)が基礎とも言われており、蒸し器がシルのためシルトッとも呼ばれています。
あずき粉餅(パッコムルシルトッ)、虹餅(ムジゲトッ)、松餅(ソンピョン)、もち米を使った雲餅(クルムトッ)などがあります。

 

『ムジゲトッ』当帰・クチナシ・小豆・五味子などで5層にしたもの。
かるかんや蒸しパンのような食感。

質感とか色とか、モフモフソックスのような感じだなと、いつも思っています。

『チヂントッ』 焼いたもの

もち米粉などを湯などで練って油で焼くため、油煎餅(ユジョンビョン)とも言われます。
花などをのせた花煎(ファジョン)、プクミ、もち米焼(チャプサルグイ)、蕎麦煎餅(メミルジョンビョン)など。

 

『花餅(ファジョン)』
ツツジ、バラ、菊の花など季節の花や草木などをのせて焼いたもの。
きれいですよね。
これなら、お家でも作れそうですね。おもてなしに使えそう?

『サルムントッ』 茹でたもの

もち米粉などを湯水で練って茹で、松の実・小豆やゴマなどの穀物・栗などをまぶしたもの。
中に餡が入るものも。
松の実餅(チャックリ)、瓊団(キョンダン)、ハト麦団子(ユルム・タンジャ)、たまご餅(タルギャルトッ、縮み餅(オグラントッ)など。

 

『キョンダン』
一口サイズの団子を言います。お餅にまぶす粉によって名前が変わります。
以下の写真のものも、キョンダンなんです。
お花も米粉をねってゆでて伸ばして花の形に。かわいい。

『チントッ』 ついたもの

粒もしくは粉にした穀物で作る。日本のお餅のように穀物の粒・粉を蒸して搗いたもの。
カレトッ、押し餅(チョルピョン)、双甲皮餠(サンゲピトッ)、引切餠(インジョルミ)、団子(ダンジャ)など。
よもぎや穀物の粉をまぶしたり、中に餡を入れたりする。

 

『カレトッ』
トッポッキ、トックッのお餅です。焼いたり、そのまま蜂蜜などをつけたり、韓国海苔を巻いたりして食べます。もちもち食感がいいですね。
ソルラル(旧正月)には、長寿と1年良いことが続くよう願いをこめトックッ(餅スープ)を食べます。 1年間豊かに過ごせるように、トックッに小判型に切って入れるのだそうです。
チーズインのものもありますよ。

☆お餅photo collection☆

雲餅。

 

かわいい♡

 

まるでフラワーアレンジメント。
デコされているお花はあずき餡などでできています。
クリームは豆乳クリームを使用したりします。
体にも優しそうですね。

 

☆花カップケーキ
花ケーキのスクールも人気のようですね。
体験コースもあるので、一度チャレンジしてみたいですね。

Instagram

餅博物館

韓国の伝統料理や文化の展示、体験プログラム、餅カフェもあります。

■住所:ソウル特別市鍾路区敦化門路71
■TEL:+82-2-741-5447
■アクセス:地下鉄1・3・5号線 鍾路3街駅 7番出口 徒歩5分(昌徳宮にも近いです)

まとめ

基本はお米や穀物なのと、それほど甘くないのでヘルシーにいただけますね。
もちろん、食べすぎ注意ですが。
お餅の店も餅カフェも伝統茶のお店でもあちこちでいただく事ができます。
サンドイッチやその他お食事としていただけるメニューもいろいろあります。
なんてったって、お米ですからね。
割とレシピも豊富にネットにあるので、お家で作ってみるのもよろしいかと。
是非、いろいろお試しあれ。


このまとめの記者