2017年04月06日
韓国も平昌オリンピック開催にむけて盛り上がっていますね。 その平昌のある江原道には、やまだけでなく海岸もあります。 今回は江原道の海岸沿いの中で、世界一海岸に近い駅のある正東津についての情報です。
正東津は、韓国の東部、江原道江陵市の小さな海岸沿いの町。
かつては炭鉱の町で廃坑となってからはこの土地を離れる人も多くいましたが、今では日の出の名所として、韓国内外から年間100万人もの観光客が訪れる有名な観光スポットです。
日の出のみならず、とにかく海がきれいなんです。
景福宮の正門である光化門から真東にあることから「’正’の’東’にある’津’」が名前の由来となりました。
江原道江陵市の海岸沿いの正東津里にある駅。海岸に世界一近い駅として知られています。
ギネス世界記録に「世界一海岸に近い駅」として登録されていますが、実は日本の北浜駅・青海川駅や韓国の黒湖港駅と比較すると海岸に一番近い駅ではありません。しかし、この駅の特徴である旅客駅であり駅から直接砂浜に行くことができる点で世界一と言えるという事です。
元は炭鉱の影響でにぎわっていたものの炭鉱村の閉鎖により人口も減り廃駅も検討されましたが、1995年のドラマ「砂時計」により注目されることとなり、起死回生の復活をとげました。
駅のホームには列車に乗らなくても、チケット(500ウォン)を購入すれば入場できます。
どうでしょう?もう海岸に一番近いとかではなく、「海岸に建っている駅」にしてもいいくらいではないですか?
江原道の海岸沿いを観光列車として走っているのが海列車(パダヨルチャ)です。
正東津(チョンドンジン)駅から一番端の三陟(サムチョク)駅までの間の片道40kmほどの距離を1時間15分で走っています。(本来は江陵駅までですが今は工事のため正東津を起点に往復)
白い砂浜の灯明海水浴場を通る正東津駅から安仁駅の間が、一番海を近く長く見られます。 またその先には江陵統一公園(北朝鮮の潜水艦や韓国の艦艇が展示されている)があり、韓国軍の退役した艦艇の写真をとれるように1分間停車してくれます。
座席は家族やグループ用、プロポーズ室(個室)などがあります。
行く季節によって、雪の降る冬の海や木々の緑など違った景色を楽しむことができます。
全席指定です。駅でも買えますが、事前予約したほうが間違いなさそうです。
予約はインターネットや駅、電話(日本語対応も可)です。
この砂時計は8トンもあります。一年かけて砂を落としていきます。
毎年12月31日の未明(12時)に反転させるイベントが行われます。
お山の上にクルーズ船。これはサンクルーズホテルです。
展望台に上れば、エメラルドグリーンの海が一望できます。
ホテルの周辺には彫刻公演が整備されており、がけの先がガラスになっている撮影スポットもあります。
①列車で行く方法
清涼里駅→正東津駅 6時間~6時間半
②バスで行く方法
東バスターミナル・江南高速バスターミナル→江陵バスターミナル(約3時間前後・15,000ウォンくらい)→シャトルバスもしくは市内バス→正東津駅(約40分)
夜行列車や夜行バスで行くと朝日に間に合います。
日の出前に到着しますが、早朝から開いているお店や待合室などもあります。
韓国でこんな海が見られるなんて…と思うほどきれいな海です。
周辺にもたくさんの観光スポットがあり、朝日だけを見に行くのはもったいないかもしれませんね。
海辺でゆっくりしたい方は、一泊してのんびりすごすのもいいかもしれません。
ソウルからは少々遠いのですが、それでも行っただけのことはあると思いますよ。
このまとめの記者