■韓国語能力試験とは?
そもそも韓国語能力試験とは何でしょうか?
韓国語能力試験は、「TOPIK」といい、大韓民国政府、いわゆる教育省が認定、実施する韓国語の検定で、今では世界約70カ国で実施されているんだとか。
日本ではこの他にも韓国語に関する検定は色々ありますが、韓国の教育省が認定する試験なので、例えば就職する際に「どれくらい韓国語が出来るか」と証明する材料になり、就職に有利になります。また、とある企業では外国人を雇用する際に、韓国語能力試験で何級以上必要という条件を提示している場合もありますので、今後韓国で就職を考えている人は是非取得しておくのが良いでしょう。
■韓国語能力試験:初級対策
まず、韓国語能力試験では、初級と高級とにレベル分けされています。
まずは初級の勉強方法をまとめてみます。
初級は、リスニング(듣기)とリーディング(읽기)があり、どちらも解答は選択方式です。
制限時間は、リスニング40分、リーディング60分の計100分。どちらも100点ずつ。
韓国語能力試験の判定は「どれくらい正解したか」で、初級の場合、80点以上だと1級、140点以上だと2級の判定になります。
さて、最初はリスニングから始まるのですが、リスニングは教科書についているCDをひたすら聞くと耳が慣れてきますので、できるだけ長く聞くことが大事です。また、音楽を聞いたり、ドラマを見たりするのもおすすめです。そして、リスニングは40分間ずっと問題が続けて流れるので集中力が大事です。過去問題を解くなどして、問題の出方や雰囲気に慣れることが必要です。
続いてリーディングですが、こちらは単語と文法をよく覚えていくことが重要です。教科書にある出題しやすい単語・文法をしっかり覚え、過去問題にも挑戦しましょう。
■韓国語能力試験:高級対策
続きまして高級の勉強方法です。
まず、高級は初級と同じく、リスニング(듣기)60分、リーディング(읽기)70分にライティング(쓰기)50分が加わり、制限時間180分です。各100点ずつ。級は、120点以上で3級、150点以上で4級、190点以上で5級、230点以上で6級となります。
まずはリスニングですが、問題は1回ずつ流れるのがほとんどです。1つ問題を解いたら、次の問題と解答を読む癖をつけましょう。後半になってくくると出題される問題の内容も長い上に、解答も長いので解いて次の解答を読む時間が無くなってくるので、是非練習して時間的余裕を作れるようにしましょう。また、初級よりも20分長い60分間、ずっと提出される問題にあっぷあっぷしてしまうので、過去問題で慣れておきましょう!
次に出てくるのはライティングです。ライティングは唯一自分で考えて記入しないといけない問題で、正直外国人には一番難しい問題だと言えるでしょう。出題パターンは、文章にあった文作成が4問、グラフを見てどういう内容かの説明文を200〜300文字で作成、そして、問題を提起され、それについて自分の考えを600〜700文字で作成。
高級ならではのハイレベルな問題ですが、まずは焦らず!自分が思い描く内容を日本語で考え、訳すこと。たどたどしい文章でも内容が伝われば点数を貰えますので、最初から完璧に作成することにとらわれずにやっていきましょう。また、ライティングは暗記と違い、1日2日やったからと言って伸びるものではないので、教科書を読んだり、本を読んだりして語彙力や文章力を身に付けて行くことが大事です。また、過去問題の模範解答の文章の作り方を見て真似をするのもありですね。
最後は、リーディングです。こちらもとにかく過去問題を解き、出題される内容に慣れること。そして、教科書や本を読んで読解力を身につけることが大事です。また、教科書に載っている高級に含まれる単語や文法を良く覚えることも大事ですよ。
■韓国語能力試験:まとめ
韓国語能力試験についてまとめてきました。
初級よりも高級を持っている方が就職には便利なので、最初は初級から初めて、次に高級という風に是非挑戦していってくださいね。
また、この検定には有効期限があり、取得後2年で期限が切れます。なので、2年以内にまた試験を受けることが必要です。
そして、教科書を選ぶ際ですが、必ず「韓国語能力試験対応」の教科書を選んでくださいね。韓国語に関する教科書はかなり数があるので間違えやすいですが、問題の出方や出てくる単語なども違うので適した教科書を購入してくださいね。
今回も最後まで読んで下さって ありがとうございました。
韓国在住5年目のぽっぽちゃnです☆