ピンクミュルリ(핑크뮬리)について
韓国のあちこちに増えだしたピンクミュルリ。正確な名称は「pink muhly grass(ピンクミューリーグラス)原産地はアメリカ東南部、学名は「ミューレンベルギア・カピラリス」と言います。イネ科・多年草で、2~3年すると株も大きくなり見応えがあるようになります。秋の花で、9月~11月ぐらいまでがシーズンです。
韓国内では、済州島・慶州・釜山・京畿道と、有名な観光地にどんどん広がっています。
エキゾティックで童話の中にでてきそうな幻想的なショットが撮ることができると大人気。そんなピンクミュルリと一緒に「人生ショット」が撮れるフォトスポットをご紹介しますね。
ソウル
■蚕院漢江公園
2018年7月には、蚕院漢江公園に、ピンクミュルリ庭園「Grass garden」が造成されます。これにより、ピンクミュルリの群生がソウルでも見られるようになります。公園には、他にも草花が見られるので、秋のお散歩にとってもいいですよね。
このあたりです。当初、2箇所の造成計画がありましたが、ここの1か所に変更になっています。
安東
■安東オントレピウム
安東文化観光団地内にあり、約3万3千㎡の敷地に1,500㎡の熱帯温室と6,600㎡のハーブガーデンをはじめ、ファーマーズ・ランド、熱帯温室、自然体験学習場などが造成されています。
安東文化観光団地の周辺には、KBSドラマの撮影現場、韓国民俗博物館、民俗村など観光スポットもたくさんあります。
施設内のあちこちにあるオブジェや建物とのコラボショットも素敵に撮れますね。
慶州
■慶州瞻星台(キョンジュチョムソンデ)
歴史都市 慶州。数々の史跡観光スポットがあるのです。その中の一つ、新羅、あの善徳女王の時代に、東洋で最初に建てられたと言われている天文台遺跡です。
遺跡と幻想的なピンクミュルリのコラボが素敵なスポットです。
この付近には、古墳も点在しています。緑とピンクのコントラストが美しいですね。
慶州には他にも普門観光団地や普門湖、道路沿いにも、ピンクミュルリの群生地がありますよ。
京畿道楊州
■ナリ公園
ソウルから電車バスで1時間ちょっとくらいで行けてしまう楊州。ソウルステイでも、日帰りで行けてしまう距離ですね。
ナリ公園は、広くていろんなお花畑がたくさんあります。フォトジェニックなスポットがいっぱいです。
あまりの人気に、ピンクミュルリの畑の中に、人が生えているような…?
釜山
■大邱生態公園
釜山は、今、アジアの中でも人気の高い観光地です。都市でありながら、自然もいっぱいの大邱。観光ついでに、ピンクミュルリにあいに行くのもいいですね。
レンタル自転車の前、竹林に沿って歩いていくとピンクミュルリ畑に出会えます。竹林とのコラボはここならでは。
済州
■Manor Blanc Cafe(マノールブランカフェ)
緑あふれるカフェの庭園の一角にピンクミュルリが咲きます。ピンクミュルリエリアは規模は大きくはないのですが、2600坪の広い敷地で庭園と兄弟島も見渡せる景色がとってもきれいで、心地よいカフェです。
人気のメニューは、ブランチセット、アフタヌーンティ―セット。ここに来れば、お姫様気分になれちゃいます。
■Kitchen OZ
レストランの裏側に、秘密のハーブ園があるんです。ピンクミュルリは4000株以上、他にはラベンダーやタイム、ロシアンセージなどが、よりエキゾティックな風景を演出しています。
三清洞でかなり有名なパスタ専門店だったkitchenOZ。済州に移住して、新たにオープンしたお店です。店内はおしゃれな空間で、ピンクミュルリだけでなく、食事もお店の雰囲気も合わせて楽しみたいレストランです。
■パンジュ教会
建築家・画家である井丹潤氏設計の方舟教会。ノアの方舟がモチーフで、水の上に建つ美しい教会です。そして、ビューポイントの一つが、この水と遠くに見える水平線とつながっているところ。発想力と計算された設計に感動します。済州に行ったら、訪れるべき観光スポットの一つですね。
より幻想的に撮るには
光の使い方を工夫する
あえて逆行にして光を入れハレーションを起こすと幻想的になります。また、撮る光の強さによっても印象はかわります。朝や日中の光で鮮やかに撮る事もできますし、日差しが和らぐ午後4時~5時、オレンジ色の光が加わるので他の時間とは違うショットを撮ることができますね。
風に揺れる姿もきれい
風にたなびく姿もきれいです。さらさらと動いているさまは、とっても癒されます。動画も一緒に取っておくといいですね。
ここまでの群生ならば、ピンクの波が見えてきれいですよね。
まとめ
どちらも、観光地の近くもしくは観光地内にあるので、一緒に楽しめますね。今年は漢江でも見られます。ちなみに、この記事の写真は、昨年までのものです。今年は株が大きくなって、ピンクがもっと増えていそうです。
これから、秋の韓国旅行を計画されている方は、人生ショットを撮りにいかれてみてはいかがでしょうか。