弘済アリ村(ケミマウル)
ソウル最後の貧民街、ソウルのトンピランとも呼ばれる、弘済アリ村(ケミマウル)。
かつては、インディアン村と呼ばれ朝鮮戦争後基盤を失った人々がテントを張って住んでいました。
何度も撤去されそうになりがらも、芸術村壁画プロジェクトにより、路上美術館として再生を遂げました。
「7番房の贈り物」などの映画やドラマのロケ地としても有名です。行った事がなくても、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
鮮やかなペインティングにより、古い街並みも懐かしさをのこしつつPOPな風景に。多くの観光客が訪れるようになりましたが、今も練炭のにおいがするどこか懐かしいような、ここで暮らす人々の生活を感じることができます。
レインボーカラーの階段も周りのペイントも、心温まるアイデアがいいですよね。
ここで暮らす若者たちが集まり運営されているお店「ボドゥナムカゲ/버드나무가게」。
2013年公開の映画「7番房の贈り物(放題:7番房の奇跡)」は、歴代3位・1200万人以上の観客動員数を記録。1972年春川で起きた実際の事件をモチーフに、誤認逮捕によって服役する父とその娘の強い絆、刑務所内で起こる奇跡、つらい現実をユーモラスでハートウォーミングに描いた感動作です。
中浪区龍馬ランド
1983年に改装、2001年に閉鎖した遊園地です。ソウル中浪区龍馬山のふもとにあります。
20年とまっったままのバイキング屋その他のさびた遊具が、時の流れをそのまま残している場所。
ミュージックビデオや映画の撮影場所としても有名で、映えスポットとしても、ファンにとっては
聖地としても人気の場所です。
映画「ラ・ラ・ランド」を思い起こさる写真ですね。
ドラマ:アイリス2、エンジェルアイズなど
MV:クレヨンポップ・防弾少年団・レッドベルベッド・IU・EXO他¥
イベント時には、アイドルが舞台に上がる事も。一日平均30人、週末は100人ほどが、国内外から訪れ、結婚式の撮影場所他、撮影場所としても人気の場所です。
花郎台駅
1939年、京春線開通とともに開業されました。城東駅から春川駅までの京春線の中で、ソウルにある最後の無人駅でした。
7080世代にとって、京春線は思い出のロマンチック列車でした。理由は、当時の大学生がよく行っていた加平・江村に行くために、この列車を利用し、この花郎台駅が出会いの場だったからだそうです。
2010年12月に閉駅となりましたが、その痕跡が残っています。無人駅特有の、歴史がそのままの時間が止まったような穏やかな空気が流れる場所です。
思い出を求め中高年の方には、以前から人気のあった場所でしたが、「森鉄道公園」となった最近では、撮影スポットとして年代問わず訪れるようになりました。
文化財に指定された駅舎内には、京春線と花郎台駅のかつての写真や遺物が展示されています。
ソウル北東部に位置し、近くには、朝鮮王陵40基の1つ「泰陵(テルン)」などがあります。
住所:ソウル特別市 蘆原区 孔陵洞
季節毎に違う風景を楽しむことができます。
まとめ
こういった場所は、過去の姿を見ているわけではなくても、なんだか、懐かしいような感覚をおぼえますね。時間が止まっているような、ゆったりした時間が流れているような。お天気や季節、その時の自分の気分によっても、見え方がかわってきますよね。にぎやかな最新スポットもよいのですが、時々、そんな場所に行ってみるのもいいですよね。