韓国の旧正月習慣
韓国にはまだ旧暦による正月、旧正月という風習が残っています。中国の春節と同じような感覚で、旧正月が過ぎないと新年ではない!という感覚だそうです。だからか、12月31日なども全然休みではないのが特徴。旧正月の時に休むから、日本でいう正月の時は普通に出勤して仕事をするらしいんですね。
そして旧正月にはみんなふるさとに帰省し、親戚中が集まるのが普通です。もちろん最近では旧正月の連休を使って海外に遊びに行ったりする人も多いみたいなんですが、基本的には帰省して、親孝行をするというのが風習(笑)民族大移動といって、KTXのチケットが全て売り切れたり、高速道路がいっぱいなったりというのも正月ならではの風景です。
韓国風お雑煮!トックグ
韓国でも正月にお雑煮のようなものを食べるのが習慣としてあります。トックグという料理は、出し汁に細長いもちを斜めに薄く切って入れて、野菜とミンチ肉を一緒に煮込んだもの。これを食べると一歳、歳を取る!ということもあって、お正月には欠かせないメニューです。
日本にも好きな人が多い!チャプチェ
サツマイモで作った透明な面と細長く切った野菜、お肉などを醤油で炒めたチャンプチェ。韓国のバイキングにはかならずと言っていいほどおいてあるものだから、韓食ブッフェに行ったことある人は、みんな知っていますよね。醤油と砂糖の甘じょっぱさが癖になります。ただ本来の作り方は野菜の各自炒めて、お肉も別で炒めて、麺と合わせることで、とても手がかかる料理。
ご飯が何杯も食べれる!カルビチム
カルビチムは、骨付きの牛肉カルビを醤油と砂糖などで味付けして、お肉が柔らかくなるまで煮込んだ料理。正月だけではなくて、誕生日の日など、特別な日にお母さんが作ってくれる定番料理です。でも骨付きカルビなんて高いのも高いし、作るにもとても時間がかかるので、最近では作ってあるものを買って食べるのが普通になっているんだとか。韓定食のレストランでも出してくれるので、気になる方は一度食べてみてください。
種類も量も豊富に!チヂミ
韓国の代表的な家庭料理であるチヂミ。普段は日本でもよく知られているジャガイモチヂミだったり、ニラチヂミを食べますが、正月の時はちょっと違います。お肉を薄く切って作るお肉チヂミだったり、エビのチヂミ、ミンチした豚肉と野菜を混ぜて丸く焼き上げるドングランテンなど、色んな種類をたくさん作ってみんなでわいわい食べるのが韓国流ですね。ただ、それくらいの量を作ろうとするとお母さんたちは大変!正月が近づくと「チヂミ作りたくない」と嘆くママたちの声が上がってくるのも、韓国ならではの文化ですね(苦笑)