ソウルブレッド
有名な商店街にあるってわけでもないし、交通便も不便なところにある「ソウルブレッド(소울브레드)」。でも午前11時から開店して午後1~2時くらいになると殆んどのパンが売り切れてしまうというほどの人気です。お店を切り盛りするクォン・スンソクさんは「パンを作る人たちにお客さんになってもらいたい」という気持ちで、プロが食べても満足出来るパン作りを目指しています。低温での熟成と長い時間をかけて発酵するので、食パン一つ作るのにまる二日かけるほど丁寧な作り方をしています。材料にもとてもこだわりを持っていて、牛乳とパターを使わないから、アレルギーのあるお子さんを持つママたちにも人気が高いんだとか。基本中の基本といえる何も入っていないシンプルな食パンから、キヌアなどの穀物を入れた古代穀物食パン、ブルーベリーやクランベリーを入れたベリーベリー食パンなど、個性豊かな食パンを楽しめるお店です。
ミルド
東京製菓学校でパン作りを学び、ソウルで約20年間、パン屋を運営していた主人ジョン・イクボムさんが、‘選択と集中’のために新しくオープンした食パン専門店「ミルド(밀도)」。菓子パンではなく、食事の時に一緒に楽しめるパンを作っています。「ミルド」の食パンは、オーストラリアとカナダ、日本の北海道、韓国の違う種類の小麦粉をブレンドして作るのが特徴。パン職人としての20年の経験を持つジョンさんが、食パンに最適な小麦粉のために、長い時間をかけて研究した結果だそうです。ホンデの近くにオープンした「ミルド」は平日でも30~40分待ち時間があるほど人気だったのですが、大手ライフスタイル企画会社がここを買収し、今ではソンスなど首都圏に5店舗をオープンし、待ち時間は少し減ったそうです。
ミソ食パン
ホンデの近くで、今人気の高いヨンナム洞で人気の食パン専門店。素朴な看板とインテリアが目印の「ミソ食パン(미소식빵)」は、お店に入ってみると13種類の食パンが並んでいるだけで、これっと言ってお洒落な感じはしないくらい、まるで田舎のパン屋のような雰囲気です。主人のソ・ユリさんは、なんとパンを独学で学んだ方。元々は化粧品関連のPR会社で働いていたそうですが、地方の市場で肉まんを売っているお母さんの仕事を手伝うために、一時期仕事を休んだことをきっかけに「ミソ食パン」をオープンしたんだとか。パン屋の名前である‘ミソ’は妹さんの名前で、内部インテリアや包装紙のデザインもソさん自ら手掛けたくらい、手作り感たっぷりのパン屋さんです。一番人気が高いのは、シナモンを使ったシナモン食パン、香ばしい食パンの香りが癖になる味です。
食パンモンスター
「食パンモンスター(식빵몬스터)」まだまだ食パン専門店が少なかった時期に、食パンブームを起こしたと言っても過言ではないお店です。主人のソ・ジュウォンさんは、調理学校で洋食を専攻したのにパン屋をオープンした異色の経歴の持ち主。就職より自分のお店を持ちたいという気持ちが大きかったソさんは、チョコレート、チーズ、ベーコンなど様々な食材を作った食パンを作ると面白い!と思いつき、「食パンモンスター」を誕生させたそうです。オランダから輸入したチョコレートを使ったチョコレート食パンは、有名店のケーキにも負けないくらい、甘すぎない大人のデザート!お店で食べることも出来るので、コーヒーと一緒にデザート食パンを楽しんでみてはいかがでしょう♪